こんにちは!
家庭用ゲーム機のゲームを実況する為にはキャプチャーボードが必要不可欠です。
しかし最新のゲーム機には「コピーガード」と言う機能が実装されている場合もあり、それに対して対策を練らなくてはキャプチャーボードを繋いでもゲーム実況を行う事が出来ない事があります。
当記事では、ゲーム実況にも深く関わって来る要素コピーガード「HDCP」について簡単に解説致します。
コピーガード「HDCP」とは?
コピーガードとは著作権保護の機能です。
コピーガードにも様々な種類が存在致しますが、「PS3」や「PS4」、「PS Vita TV」等のゲーム機にはこのコピーガード「アクセスコントロール」系の1つ「HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection system)」が実装されていて、これを解除しなければHDMI対応のキャプチャーボードをパソコンに接続してもゲーム画面を映す事が出来ません。
ちなみにNintendo Switch等はHDMI対応のゲーム機ですが、HDCP等は実装されていません。
「HDCP」とは、ブルーレイやDVDの動画をパソコンにキャプチャしてダビングをさせない為には、そもそもその映像自体を映らなくしてしまおう、と言う発想の機能なのです。
ゲーム機とキャプチャーボードを繋いだのにゲーム画面にはひたすら闇が広がっている…と言った場合にはこのコピーガード「HDCP」が機能している可能性も考えられる訳です。単にキャプチャーボードが接触不良で映ってないだけかも知れませんが。
コピーガード「HDCP」の解除に違法性は?

著作権保護の機能なんて解除して大丈夫なの?
違法じゃないの?私、捕まったりしない?
と、心配になる方もいらっしゃる事でしょうがご安心下さい!
この「HDCP」は解除する事自体は違法ではありません。
PS3はDVD、PS4もブルーレイの動画を視聴出来るので「HDCP解除」を行った上で映画作品等をキャプチャーして動画ファイルとして保存すると違法となってしまいますが、「HDCP解除」を行った上でゲームを遊ぶ事自体に問題は無いのです。
その証拠に「PS4」では「HDCP」を「設定」→「システム」画面から解除する事が出来ます。
「この設定をオフにすると、一部のアプリケーションは使えなくなります」の文字通り、ブルーレイ再生等の著作権に関わる機能が使えなくなりますので、「PS4」をTVに繋いでブルーレイの動画を再生したい場合等はこの機能をオンにし直す必要があります。
一方で「PS3」と「PS Vita TV」はシステム上でコピーガードを解除する事が出来ない為、キャプチャーボード側で対策を講じる必要があります。
コピーガード「HDCP」の解除方法について
コピーガード「HDCP」を解除する方法と致しましては、
- HDCP無効化機能を持つキャプチャーボードを使用する。
- HDCP無効化機能を持つHDMI分配器(スプリッター)を使用する。
と言う2つの手段が存在致します。
こちらの方法でコピーガードを解除した場合、「PS4」でもシステム側でコピーガードを解除しなくてもゲーム画面が映りますので「PS4のゲームもPS3のゲームも実況配信したい!」と言った場合はこちらの方法がオススメです。
特にHDMI分配器は安価で済みますので、ゲーム実況用の機材を出来るだけ安価で揃えたいと言った場合は「HDCP」に対応したHDMI分配器を利用した「HDCP解除」が一番のオススメとなります。
この方法で「HDCP」を解除してアニメや映画等をキャプチャーしてインターネットにアップロードや放送を行う事は完全に違法となりますので絶対にお止め下さい。

「Switch」等の「HDCP」機能が存在しないゲーム機の場合でも「映像遅延」対策となりますので「HDMI分配器」のご購入を推奨致します。
コピーガード「HDCP」解除に適したHDMI分配器(スプリッター)とは?

じゃあ早速、安いHDMI分配器を手に入れるぞ!
と意気込む方もいらっしゃるでしょうが、コピーガード「HDCP」対応を謳ったHDMI分配器(スプリッター)にも何故かきちんと「HDCP」が解除されないと言う事例が存在する様です。
一方で、コピーガード「HDCP」をきちんと解除出来ると「HDCP解除」の鉄板アイテムとして定評のあるHDMI分配器(スプリッター)も確かに存在しています。

それがこちらの「KanaaN HDMIスプリッター」と言う商品です。
「KanaaN HDMIスプリッター」は管理人がHDMIキャプチャーボードデビューした当時には既に販売していた実績のある商品です。ちなみに上記の商品は後継機です。
ゲーム実況で主に使われる解像度
- 「480p」:「640×480(4:3)」 or 「720×480(16:9)」
- 「720p」:「1280×720(16:9)」
- 「1080p」:「1920×1080(16:9)」
「KanaaN HDMIスプリッター」はこれ等のゲーム実況配信に於ける主要解像度にも対応しており「迷ったらこれ」とオススメ出来る商品となっております。
当然、HDMI分配器(スプリッター)も新しい商品が日々販売を開始しており、「KanaaN HDMIスプリッター」よりも後に販売を開始した新しいHDMI分配器(スプリッター)も多々存在しております。
ですが、ゲーム実況配信は「下準備にお金がやたら掛かる趣味」と言えますので、機材の買い直しは実に痛い出費となります。

管理人も、初代と現在の2代目実況配信用パソコンで、機材含めトータル50万は出費しております。
安さと商品の謳い文句だけに踊らされず、最安値の商品よりも値段が多少お高いにしても「皆が使えてる」と言う事実と安心は機材購入の決め手として申し分無いと思います。
皆さんは、HDMI分配器(スプリッター)に限らず機材は値段の安価だけにこだわらず、きちんと評判等を調べてから御購入下さいね。

ただし、こう言った機材は初期不良で動作しない事も多いので、上手く動作しなかったら早々と返品して交換致しましょう。
コピーガード「HDCP」解除に適したHDMI分配器(スプリッター)とは?その②
(2018年9月追記)
「管理人が今HDMI分配器(スプリッター)を選ぶなら」と言う趣旨で「KanaaN HDMIスプリッター」以外のHDMI分配器(スプリッター)も新たに探してみました。

そこで目を付けた製品が「AstroAI」社製の「HDMI分配器(スプリッター)」です。

こちらの商品は「480p」や「1080p」等の一般的な解像度のほか「4K」の高画質にも対応しており「PS4」で「HDCP」の解除が出来たと言う報告がきちんとあります。
HDMI分配器(スプリッター)を今お探しの方はこちらの商品をチョイスしても良いでしょうね。
コピーガード「HDCP」解除に適したHDMI分配器(スプリッター)とは?その③
(2019年3月追記)

今回は「Ewin」社製の「HDMI分配器(スプリッター)」をご紹介致します。

こちらの商品の特徴は先述の「HDMI分配器(スプリッター)」との違いとして「USBケーブル」からの給電が可能で「コンセント」から電力を供給しなくて済む点が挙げられます。
見た目のスタイリッシュさでチョイスした訳では無いですよ。
又こちらも一般的な解像度のほか「4K」の高画質にも対応しており最新のモニターをご所有されている方も安心です。
近くの「コンセント」は全て埋まっているけど「USB」端子になら空きがあると言った方はこちらの商品をチョイスすると配線回りがスムーズに済むのではないでしょうか。
給電用の「USBケーブル」は付属している様ですがご自分でケーブルを用意する場合は「MicroUSB」ケーブルを準備すると良い様です。
まとめ
- コピーガード「HDCP」は解除するだけでは違法とはならない。
- HDCPはゲーム機の設定面から解除出来る場合もあるが、HDMI分配器を使った解除方法がオススメ。
- HDCP解除をしてアニメや映画のアップロードや放送をしてしまうと違法となる。
- HDMI分配器は適当に選んではダメ、ゼッタイ。
今回はコピーガード「HDCP」について解説を致しました。
コピーガード「HDCP」を解除する事自体が違法なのでは無く、解除をした上で悪用をしてしまうと違法となってしまう訳ですね。
それでは当記事『コピーガード「HDCP」とは?その解除方法と違法性について』を終了致します。
お疲れ様でした。
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