こんにちは!
この記事は前回の記事『パソコン初心者向け!ゲーム実況に適したPCの種類とは!?』の続き物となっております。
前回、実況配信用のパソコンのオススメはデスクトップパソコンのタワー型であると解説致しました。
ですが、パソコンと一言で言ってもデスクトップパソコン、ノートパソコンと色々と種類があった様に、同じ「デスクトップパソコン」と言ってもパソコンによってそれぞれ性能が異なる為、ただお店で見た目の気に入ったデスクトップパソコンを買えばOK!…と言う訳では無いのです!
性能を重視してデスクトップパソコンを選ぼうと言うのに、そのパソコンがどんな能力を持っているのか分かっていないのでは選び様がないですよね?
ゲーム実況を志すからにはやはり最低限のパソコンの知識は必要となって来ます。
そこで、この記事ではパソコンの性能を見るにあたって初心者でも最低限理解しておきたい6つの要素について簡単に解説したいと思います。
パソコンの個性を决める6つの要素
まず先述の通り、同じ「パソコン」でもそれぞれ性能が異なります。
パソコンの性能は組み立てる時に使われたパーツで変化し、人間にも頭が良い子や絵が上手な子、器用な子等がいる様にパソコンもそう言った能力がパソコンの個性となる訳です。
パソコンの個性を決める6つの要素
- OS
- CPU
- GPU
- RAM
- ストレージ
- 電源
これ等の6つのキーワードがパソコンの個性を主に決める重要な要素となります。
しかし重要と言われても、単語だけでは何を意味しているのか分からない方もいらっしゃる事でしょう。
そこで、ここからは上記の6つの単語について簡単に解説致します。
「OS」とは?
「OS」とは、オペレーティング・システムの略称です。
- キーボードで文字を入力すれば文章が画面に表示される
- マウスを操作すればポインタが画面上で動く
と言った、パソコンなら当たり前でしょ?を「当たり前」にしてくれている部分です。
日本人が箸が持てるのは日本の文化と言う様に、パソコンで出来る「当たり前」の機能はこのOSが提供してくれているものなのです。
パソコン用のOSで一般的なのはMicrosoft社製のWindowsとApple社製のMacintoshで、現在(執筆当時)主流なパソコンのOSと言えばWindowsの最新バージョン「Windows10」となっております。
また、OSには32ビット型OSと64ビット型OSがあり、パソコン上で使えるソフトと後述のRAMをパソコン上で認識出来る容量等に違いがあります。
パソコンソフトはOSがWindowsなのかMacintoshなのか、OSのバージョンがソフトに対応しているかどうか、32ビットか64ビットかどうかで、そのパソコンで使用できるかどうかが大きく左右されるので注意が必要ですね。
今ならばWindows10 64ビットを積んだパソコンをチョイスしておけば間違いは無いでしょう。
当記事も、Windows10 64ビットを積んだパソコンを使用する事を前提とした内容となっております。
「G-Tune」等のパソコンショップでご購入する場合「Home」から「Pro」へはおよそ+5,000円でアップデートが可能ですので気になる方は「Pro」のご購入で当然問題ありません。
「CPU」とは?
「CPU」とは、人間で言う所の脳みそと言える部分です。
「Intel」社製の「CPU」が一般的で、ゲーム実況用パソコンにも「Intel」製の物を積んでおけば失敗はありません。
某CMでの「インテル入ってる?」のインテルとは、「Intel」社製のCPU入ってますかー?と言う事なのですね。
古いPCと新しいPCではまず何が大きく異なるのかを挙げるとすればこの「CPU」となり、性能が良い「CPU」を積んでいればいる程、パソコンはサクサクと快適に動きます。
古いパソコンがカクカクと処理が遅いのはこの「CPU」の性能が足りていない証拠と言えます。
「Steam」等のパソコンゲームや実況用ソフトの読み込みの早さにも「CPU」は直接関係してくる、ゲーム実況者としては無視出来ない要素です。
「Intel」社製の「CPU」の場合「Core i」シリーズと呼ばれる「CPU」が主流(執筆当時)で、これには「Core i9」「Core i7」「Core i5」「Core i3」等が存在致しますが、これは数字が大きい物程「高性能」で優秀。パソコンで行われる作業の処理速度が早くなって行きます。
「Core i」シリーズの性能の違いについて
「Core i7」はゲーム実況や動画編集等、パソコンに強い負荷を掛けるソフトを使うパソコン向けの「CPU」で、一番の下の「Core i3」は逆に普段遣い用パソコン向けのCPUとなっております。
「Core i5」は性能的にも中間ですね。
ざっくりとした性能の違いは以下の通り。
Core i3 | インターネットや動画視聴等を快適に楽しめる性能。 |
Core i5 | 動画を高解像度で快適に楽しめる性能。 |
Core i7 | ゲーム実況、画像編集、動画編集等のパソコンに パワーが必要な作業が快適に楽しめる性能。 |
上記の通り、ゲーム実況を「やる側」として楽しみたい場合のパソコンは「Core i7」がオススメです。
特に、パソコンゲームを主に実況したい場合には「Core i7」を積んだパソコンが必須と言えます。
「Core i5」のパソコンでのゲーム実況の場合は「PlayStation 4」や「Nintendo Switch」等のゲーム機を使った物であれば性能はほぼ足りるかと思われます。ただし高画質でのゲーム実況は厳しいかも知れません。
例としては「Core i7」でも「4K」画質のゲーム実況動画やゲーム実況配信を志した場合は性能が足りなくなるでしょうが、そう言った状況にでもならない限りは「Core i9」の高性能は基本的に持て余す事になると思われますのでゲーム実況配信者のパソコンに採用すべきオススメのCPUは「Core i7」と言えますね。
GPUとは?
GPUとは、パソコンの絵の才能そのものと言っても過言では無い要素です。
この能力は主にパソコンに積んだグラフィックボード(ビデオカード共言います)と言うパーツによって変化します。
つまりGPUとは、グラフィックボード自体の頭脳であり、グラフィックボードとはパソコンにGPUを搭載する為のパーツの事なのです。
当然、性能が良い物を積めば積む程、パソコンゲームの画面は綺麗になり動きもヌルヌルとスムーズに動きます。
GPUのGはグラフィックのGな訳です。
そのまんまですね。
そして、グラフィックボードはNVIDIA社製のGeForceとAMD社製のRadeonの物が一般的で、主流となるのはGeForceのグラフィックボードと言えます。
GPUは、ゲームを快適に動かす為にはCPUと並びとても大切な要素なので、パソコンゲームを実況したい場合にはとてもこだわって行きたい部分と言えるでしょう。
RAMとは?
RAMは一般にメモリと言われる部分で、多くの作業をこなすパソコンを職人とするとRAMはその作業場と言えます。
RAMの容量が大きければ大きい程沢山のソフトを一度に扱う事が出来ますが、逆に容量が小さければ小さい程パソコンの作業が滞り、最悪の場合画面が固まってしまい動かなくなってしまいます(一般にフリーズと言います)。
ゲーム実況はこのRAMをフル活動させる趣味ですので、パソコンには出来るだけ大容量のRAMを積みたいものです。
しかし、RAMには前述した「OS」のビット数で実装出来る容量に制限が掛かっており、32ビットOSでは4GBまでしか認識が出来ません。
一方で64ビットOSにはその制限は無く、理論上は何とおよそ172億GBまで実装出来るそうです。
が、流石の64ビットOSでも積むのは8GB、16GB、32GB程度が現実的と言えるでしょう。
実際、大抵のパソコンショップで目にするのも32GBまでです。
ただしゲーム実況をやる事を想定してパソコンを購入する場合、RAMは幾らあっても足りませんのでメモリはやはり32GBのパソコン、最低でも16GB以上のメモリを積んだパソコンが欲しい所ですね。
管理人もパソコンには32GBのメモリを積んでおります。
ストレージとは?
ストレージとは、パソコンの記憶能力そのものです。
この能力はHDD(ハードディスクドライブ)、もしくはSSD(ソリッドステートドライブ)と言う記憶装置の容量によって決まっており、大容量のHDD・SSDをパソコンに積んで有るほど沢山の画像や音楽、動画等を保存して置けます。
ゲーム実況を楽しむにあたっては直接関係はありませんが、パソコンゲームを沢山パソコンに保存したい!と言った場合等では大容量の物をチョイスした方が良いでしょう。
因みに、SSDの方がHDDよりも性能が良くデータの読み込みも高速なのですが、同じ容量でもその分高価なので、早さにこだわるならばSSD、容量で選ぶならHDDと言う選択で宜しいかと思います。
電源とは?
電源とは、文字通りパソコンの電源の事を言います。
パソコンは電源ユニットと言うパーツでコンセントから電気を貰って動作する物で、この電源ユニットとは人間に置き換えると胃袋の様な物です。
性能が良いパーツを動かす為にはその分の電気は必要不可欠で、パソコンがパーツと言う身体を動かす為には電気と言う食べ物が必要なのですね。
つまり、パソコンに積んだ電源ユニットが出力が高い電源であればあるほど電気を沢山使うパーツを満足に動かす事が出来ますが、逆に電力が足りなければパソコン自体起動出来ない事も有り得る訳です。
ゲーム実況用のパソコン共なればマイクやイヤフォン、場合によってはゲーム用コントローラと言った機材を接続する事になりますし、上記のグラフィックボードを動かすのにもやはり電気は必要となってきますので、実況用パソコンを買う際には電源ユニットの出力は無視出来ないものとなっております。
管理人個人としては実況用パソコンには最低でも500W前後、もしくはそれ以上を出力出来る電源ユニットを積んであれば安心、だとオススメ致します。
まとめ
今回解説した要素はパソコンを選ぶ際の基礎中の基礎なので、単語の意味を理解するだけでもパソコン選びには大いに意味のある事と思います。
是非、パソコン販売サイト等に行って性能を確認して見て下さいね!
以上で簡単でしたが、当記事『知っておきたい!初心者が注目すべきパソコン基礎知識6選!』の解説は終了です。
この記事が実況配信者を目指す方々の参考になれば幸いです。
お疲れ様でした。
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