こんにちは!
先の記事『【ゲーム実況】声有り実況に必要不可欠!「マイク」の種類について』では、ゲーム実況に利用される主な「マイク」について簡単に紹介・解説を致しました。
しかし「ヘッドセット」や「ダイナミックマイク」、「コンデンサーマイク」等と種類を知った所で今一選び方が分からないのでは無いでしょうか。
幾ら「ヘッドセット」がゲーム実況でオススメだと申し上げてもその理由がはっきりしていなければ中々手を伸ばしにくいと思います。
そこで当記事では、先の記事を少し掘り下げ「ヘッドセット」をピックアップして簡単に解説致します。
「ヘッドセット」について
「ヘッドセット」の特徴
- 頭に装着している為ゲーム実況中に一切の邪魔にならない。
- 頭に装着する為「マイク」部分と口の距離を常に一定に保つ事が出来、ゲーム実況に入力する声量も一定に安定させる事が出来る。
- 「ヘッドセット」には手元に音量調整用の「コントローラ」が付属している為、音量調整がしやすい。
- 「マイク」としての音質面の性能は「ダイナミックマイク」等の本格マイクに劣る。
- 「ヘッドフォン」としての音質面の性能は純粋な「ヘッドフォン」に劣る。
- 頭に装着する為、商品の大きさによっては頭が締め付けられ耳が痛くなる可能性がある。
他の「マイク」や「ヘッドフォン」と比べ突出した性能を備えている訳ではありませんが、とびきりの使い易さを持ったアイテム、それが「ヘッドセット」なのです。
1,000円以下の安い「ヘッドセット」も数多ありますが、音質との兼ね合いを考慮し最低でも2,000円以上の「ヘッドセット」がオススメです。
「ヘッドセット」のメリット
「ヘッドセット」は「ヘッドフォン」に「マイク」が装備されたアイテムです。
「ヘッドセット」を頭に身に着けただけで「ヘッドフォン」と「マイク」を同時に装着する事になりますので準備に手間取らず、「スタンドマイク」でゲーム実況をする時の様にパソコンの前に「マイク」を置くスペースを作る必要もありません。
誰にでも気軽に扱う事が出来ると言う事が最大の特徴と言えるでしょう。
スペースを取らない為、自室が汚部屋の方には実に有り難いですね。
又「ヘッドセット」は頭に装着する関係上「マイク」を口との距離や角度を常に一定に保つ事が出来、顔との距離自体も近いですので、実家や壁の薄いアパートの様に大きな声を出し難い環境やそもそもの声量が小さい方の場合でも「ヘッドセット」は声量を一定に保ちやすい為ボソボソ声でも声量を大きくパソコンに入力出来る様設定出来ますので便利です。
更に「ヘッドセット」には音量等を調整出来る「コントローラ」が付属している商品も存在し、そちらで自分の聞く音声の大きさを調整する事も可能ですので大音量による耳への負担を抑えられる事も大きな魅力と言えます。
「ヘッドセット」の「コントローラ」とは
「ヘッドセット」には「コントローラ」がコードに付属している商品も存在しています。
この「コントローラ」が付属した「ヘッドセット」の場合は手元で音量の調節が出来るボリュームで自在に「ヘッドフォン」部分の音量を調整する事や、マイクの音声をON・OFFする事が可能な切り替え用スイッチで即座にマイクを切る(ミュート)事が可能です。
視聴者さんの為に或る程度の音量はキープしたいけど、自分の耳への負担が心配…。
ゲーム実況中に、部屋の外から家族に声を掛けられた時に声が聞こえたりしたら恥ずかしいよ!
と言った不安を持たれる方々に持って来いの機能ですね。
「ヘッドセット」のデメリット
「ヘッドセット」は「ヘッドフォン」に「マイク」が装備されたアイテムですが、「ヘッドフォン」としての性能は純粋な「ヘッドフォン」と比べますと同じ値段でも音質等の性能が劣ります。
ただし「ヘッドセット」が「マイク」込みの値段設定だと考えれば当然の事ですので別段気にする必要もございません。
あくまで「そう言う物」として覚えておいて下さい。
又、「ヘッドセット」の締め付けについても個人差が大きい事もデメリットとして挙げられます。
「ヘッドセット」を装着していて頭や耳が締め付けられて痛い、と言う不満はゲーム実況配信者「あるある」なのです。
「ヘッドセット」の締め付けとは
「ヘッドセット」使用上の最大のネックが頭の締め付けと言えます。
「ヘッドセット」は頭部に装着して使用するアイテムの為「ヘッドセット」自体の締め付けが強かったり自分の頭が大きかったりする事で頭や耳に強い負荷が掛かります。
「ヘッドセット」は同じ商品ならば一定の大きさですが、装着する人毎に頭の大きさや形はそれぞれ異なる為に装着時の快適さにも個人差が存在すると言う訳ですね。
「ヘッドセット」の締め付け対策は?
「ヘッドセット」を使いたいけど痛いのは嫌だよ!
何か対策方法は無いの!?
簡単な締め付け対策方法は主に2種類存在致します。
「ヘッドセット」の締め付け対策
- 「ヘッドセット」自体の締め付け自体を緩める。
- 「ヘッドセット」を頭に装着せずに使用する。
対策方法としてはとてもシンプルですので、装着時に頭の締め付けが強い場合はどちらかの対策方法を試してみましょう。
「ヘッドセット」自体の締め付け自体を緩める方法
「ヘッドセット」の締め付け自体を弱めてしまい、頭への負担を減らしてしまう方法です。
具体的には「ヘッドセット」の間に大きな箱等を挟んで放置する事で締め付け自体を緩く矯正してしまう事を指します。ガバガバにしてしまえと言う事ですね。
「ヘッドセット」は使用を続ける事で徐々に緩くなって行く物ですが、幾ら使用を続けても頭への締め付けが強い場合にはこの方法が有効です。
ただし、初めから大きな箱で「ヘッドセット」を矯正してしまう事は避けた方が良いでしょう。
でっかい箱で「ヘッドセット」を矯正したら、緩くなり過ぎちゃったっ!
と言う事にもなりかねないので、初めは小さな箱から試して徐々に自分の頭にジャストフィットする締め付けを模索する事をオススメ致します。
「ヘッドセット」を頭に装着せずに使用する
「ヘッドセット」は「ヘッドフォン」と「マイク」がセットになったアイテムですが、そもそも「ヘッドフォン」としてでは無く「首掛けマイク」として使ってしまい頭への締め付け自体を無くしてしまう方法です。
この方法を使用した場合は、自分自身はパソコンの音声を「スピーカー」や、「ヘッドセット」とは別にパソコンに接続した「イヤフォン」等で聴く事となります。
この方法での主な注意点は2つとなります。
「首掛けマイク」として使用する場合の注意点
- 首に掛けている関係上、自分が動いて「ヘッドセット」が揺れるとガタガタと音が鳴ってしまう。
- 「マイク」と「スピーカー」の距離が近過ぎる場合、「スピーカー」の音声を「マイク」が取り込み、それを「スピーカー」が音声として出力しそれを「マイク」が取り込むと言う「音のループ」が発生してしまう。
②の「音のループ」には「ハウリング」と言う用語が存在致します。
「ハウリング」が発生した場合は「スピーカー」から「キィィィィーン」と言う超高音が発生し、自分の耳はおろかゲームの実況配信中の場合には視聴者さんの耳にも大ダメージを与えてしまう危険性があります。
いわゆる「ミミガー」と言う状態です。
この「ハウリング」を防ぐ方法としては、単純に「ヘッドセット」の「マイク」を「スピーカー」に近付け過ぎないと言った方法が挙げられますので
「スピーカー」から聞こえる音が小さいから自分が「スピーカー」に近付こう!
とはせずに、「スピーカー」の音量自体を出来るだけ大きくする方向で調整して下さい。
「スピーカー」の取り込む音声は「音量」よりも「距離」の方に依存する為、「ヘッドセット」を「首掛けマイク」として使用する場合には「スピーカー」との適切な距離を意識致しましょう。
「有線」型と「無線」型の違いについて
「ヘッドセット」にも「有線」タイプと「無線」タイプの2種類が存在しております。
「無線の方が便利」な事は事実ですが、それだけでは無くきちんとメリットとデメリットがそれぞれ存在致します。
「有線」タイプの「ヘッドセット」とは
「有線」タイプの「ヘッドセット」とは、文字通りパソコンやゲーム機にコードで接続するタイプの「ヘッドセット」です。
「有線」タイプの「ヘッドセット」を使用するメリットとデメリットに関しては大まかに以下の通りとなります。
「有線」タイプの「ヘッドセット」を使用するメリット
- 音ズレが小さい。
- コードでパソコンやゲーム機に直接繋がっている為、音が途切れる事が無い。
「有線」タイプの「ヘッドセット」を使用する場合のデメリット
- 「ヘッドセット」を装着した状態ではコードが伸びる範囲までに移動が制限される。
- 「ヘッドセット」を装着した状態ではコードがパソコンやゲーム機の周りの物を手に取る時等に邪魔になる場合がある。意外と邪魔になります。
ゲーム実況や通常のゲームプレイに使用する場合、こだわりが無ければこの「有線」タイプの「ヘッドセット」がオススメです。
「無線」タイプの「ヘッドセット」とは
「無線」タイプの「ヘッドセット」とは、パソコンやゲーム機の音声をレシーバーを介して受信するタイプの「ヘッドセット」です。
「無線」タイプの「ヘッドセット」を使用するメリットとデメリットは以下の通りとなります。
「無線」タイプの「ヘッドセット」を使用するメリット
- コードがパソコンやゲーム機に直接繋がっていない為、行動の邪魔になる事が無い。
「無線」タイプの「ヘッドセット」を使用する場合のデメリット
- 構造上、ゲーム音声がゲーム映像との間に遅延が発生してしまう為「FPS」や格闘ゲームの様に瞬間の音声が重要になるゲームには不向き。
- ゲーム実況には不向き。
装着時の便利さを追求する場合はこちらの「無線」タイプの「ヘッドセット」がオススメです。
「ゲーミングヘッドセット」について
ゲーム向けの「ヘッドセット」があるって聞いたんだけど?
「ゲーミングヘッドセット」と言うアイテムの事です。
「ゲーミングヘッドセット」についてはこちらの記事をどうぞ。
まとめ
- 「ヘッドセット」の魅力は扱いやすさ。
- 「ヘッドセット」を選ぶなら最低でも2,000円以上の商品。
- 「ヘッドセット」の締め付けが強過ぎる場合には対策として箱等に挟んで「ヘッドセット」の締め付け自体を緩めてしまうか、首に掛けてそもそも頭に装着しない。
- 「ヘッドセット」を首に掛けた場合は「スピーカー」に近付き過ぎない。
- 音声の遅延を気にするならば「有線」タイプのチョイスがオススメ。
今回は「マイク」の中でも「ヘッドセット」をピックアップし解説を致しました。
「ヘッドセット」はゲーム実況配信者オススメのアイテムです。
ですが「ヘッドセット」の締め付けは避けては通れない問題ですので、我慢して装着し続けて「ヘッドセット」が自然に緩むまで待つか、強引に自分で緩めてしまうか、そもそも首に掛けて使用してしまうかは良く考えてから使用して下さいね。
それでは当記事『「ヘッドセット」とは?使用する場合のメリットとデメリットについて』の解説を終了致します。
お疲れ様でした。
コメント