こんにちは!
「イード」社が運営する「Game*Spark」ブランドが「Steam」向けに3DダンジョンRPG「ウィザードリィ外伝 五つの試練」を配信する事を発表致しました。
Steam版「ウィザードリィ外伝 五つの試練」について
原作「ウィザードリィ外伝 五つの試練」は2006年6月に「イード」社の前身に当たる「アイ・アール・アイコマースアンドテクノロジー」社から発売されたタイトル。
今回の「Steam」版は「ゲームパッド」及び高解像度に対応しているほか、新規インターフェースがされているとの事。
又、UIは全部で4種類用意されており、原作風の「クラシックHDモード」及び「iOS」版「ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄」の2種類に加え、新たに「フルHDモード」が実装されると発表されています。
ゲームタイトル | ウィザードリィ外伝 五つの試練 |
プラットフォーム | Steam |
早期アクセス開始日 | 2021年6月18日 |
販売価格 | 2,980円 |
以下、公式発表。
3DダンジョンRPGの珠玉、『ウィザードリィ外伝 五つの試練』がSteamに登場!
1981年に産声を上げた『ウィザードリィ』。コンピュータRPGの草創期の傑作のひとつである同作が、海外のハードコアなRPGとして日本のクリエイター・ゲーマーに及ぼした影響は非常に深く、その後の日本のRPGやファンタジージャンルの根底を構成する内の一作となった。『ウィザードリィ』の基本的なゲーム内容はシンプルだ。君は、まず町外れの訓練所で、ランダムな初期能力へのボーナスに一喜一憂しながら思いを込めて自分のキャラクターたちを作り上げる。次に酒場へ赴き、最大6名のパーティを結成するのだ。そこに至るまでの物語がゲームで示されることはない。ゲームシナリオが提示する目的を超えた、彼らが共に迷宮に挑む本当の理由を知っているのは君だけだ。
そして挑む迷宮。グリッド状に通路を移動し、様々な場所でイベントをこなし順路を切り開き、敵と出逢えばシンプルなコマンドだけが並ぶターン制の戦闘を行う。現代の複雑で自由度の高いゲームと比べれば、たったそれだけの内容だ。しかし君は、制限された、もしくは存在しないマップ閲覧機能に右も左もおぼつかなければ、行く手を阻む謎にも苦しむかもしれない。シナリオにおける謎解きは、モニタの向こうのゲームマスターたるシナリオ制作者との知恵比べだ。
熟練の冒険者をも一撃で死に至らしめる迷宮の強敵に怯えることだってある。古典的テーブルトークRPGにその源流を持つ戦闘システムでは、ときに死はあっけなく、そして平等に冒険者達に襲い来る。更には迷宮で斃れた冒険者は永久に失われてしまう可能性を常にもち、パーティの全滅は新たなメンバーでの救出行の必要を意味するのだ。頼みの綱の呪文は、その強さに応じて共有された回数制限で、一度の冒険中わずか数回しか最良の選択は取れないだろう。そして、怪物たちが残した宝箱は、値千金の強力な魔法の武具の可能性と、一瞬で冒険のすべてが水泡に帰す危険性との隣合わせ。運を天に任せながら、罠を識別・解除するキャラクターの判断にすべてを託そう。
一進一退、“まだ行ける”と“もうダメだ”の判断のシビアさに加わった、オートセーブが織りなす緊張感とドラマ。その壁を超えた後に待つ、キャラクターの育成やレアアイテム集めの魅力。特に、多くの要素がPC版より整備された後年の家庭用機版での、多くの日本人にとって鮮烈であった原体験は多数の後続作品に影響を与えたとともに、多くの“日本製”派生作品を生み出してきた。
数多くが作られた日本製『ウィザードリィ』の中でも、高い評価を誇るのが『ウィザードリィ外伝』シリーズだ。その末裔である本作『ウィザードリィ外伝 五つの試練』は、前述した『ウィザードリィ』本来のゲーム内容のシンプルさと奥深さを追求。“原点”への回帰を目指すべく、同『外伝』シリーズのスタッフが手掛けたベースシステムを採用している。各々一部のルールも異なる、複数の独立したシナリオを1本のソフト上で遊ぶことができる作りで、5本が収録された公式シナリオはそれぞれ数十時間以上楽しめる可能性のあるボリュームの本格派。加えてシナリオエディタの存在もあり、本作は発売から15年に渡りファンに愛されてきた。
そして今、『ウィザードリィ外伝 五つの試練』は、装い新たにSteamで再登場を遂げる。
本作のメインモンスターデザインおよびモンスターデザイン監修は日本語版『ウィザードリィ』シリーズの美術デザインをはじめ、数々の作品で知られる末弥純氏が担当。基本の公式シナリオの一部は、FC・SFC日本語版『ウィザードリィ』#1~#5移植担当メーカーの後身である株式会社ゲームスタジオが製作し、それを彩る音楽は『ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄』でも好評だった有限会社Basiscapeの作曲である。
シナリオエディタで君だけの『ウィザードリィ』を創り上げ、共有しよう
『ウィザードリィ外伝 五つの試練』にはシナリオエディタが別アプリケーションとして同梱。ダンジョンのレイアウトや起こるイベント、登場モンスター・アイテム、種族や職業・魔法の設定など多岐にわたる項目にこだわって、世界にひとつの君だけの冒険を創り上げることができる。万人が頭を抱える謎と危険だらけの難攻不落の迷宮を作り上げることも、逆に誰でも楽しめるよう整備され常時周囲の地図が見られるような迷宮を作ることも自由だ。Steam版では公開したシナリオはゲーム内から直接利用可能で、世界中のユーザーが手軽に楽しむことができる。オリジナル版『五つの試練』ユーザーシナリオも新システム上で楽しめる
プレイヤーはゲーム発売初日から、2006年のオリジナル版『五つの試練』より15年間コミュニティが育んだ110本近いシナリオをSteam版向けに自動コンバートしたものを楽しめる。(すべてのオリジナル版『五つの試練』シナリオがSteam版で完全動作することを保証するものではありません)強化されたSteam版で更に深まる冒険
『ウィザードリィ外伝 五つの試練』Steam版では、ユーザビリティに関わる内容を中心に多くの要素が刷新。以前からのユーザーが気分を一新して新たな冒険を楽しめるだけでなく、誰でも気軽に『ウィザードリィ』の魅力へと足を踏み入れることができる。Steam版拡張内容の一部
- ワイドスクリーン/高解像度対応、3D迷宮と高解像度モンスター
- 2種の完全新規を含む、計4種のUIモード
- 本体組み込み型の新シナリオセレクタ
- ゲームパッド対応
- Steamクラウド対応
- カスタムポートレート機能
- 各種エディタ機能の更新と拡張
ワイドスクリーン/高解像度対応、3D迷宮と高解像度モンスター
Steam版ではユーザーがゲームの動作解像度を選択可能。ウィンドウ・フルスクリーンの状態も記録され、状況に合わせて楽しめる。また、迷宮描画は疑似2DからiOS『ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄』相当の3D迷宮に。背景画像などのリマスタリングも行われた他、モンスター(除く未確定)やイベント画像をより高解像度で楽しめる無料DLCも同梱されている。2種の完全新規を含む、計4種のUIモード
新規制作されたフルHD向けUIモードが実装。かつてのタイトルやオリジナル版『五つの試練』が特徴としていた、白と黒の織りなすコントラストの雰囲気を味わえるクラシックHDモードも搭載されている。また、iOS『ウィザードリィ外伝 戦闘の監獄』相当のUI2種も付属しており、違った味わいでプレイすることもできる。うちひとつは3:2の画面構成で、オリジナル版『五つの試練』のようなコンパクトさも健在。
もちろん、かつてのタイトルやオリジナル版『五つの試練』のように、迷宮描画を線画に変更することも可能。UI/能力値名/呪文名/アイテム名/モンスター名/宝箱の罠名/シナリオ内メッセージの日本語・英語間の切り替えにも対応(一部要素はシナリオ依存)しているほか、呪文や罠名のキーボードでの入力もでき、好みのスタイルで『ウィザードリィ』を楽しめる。カスタムポートレート機能
フルHD向けUIモード2種は、カスタムポートレートに対応。オリジナル版『五つの試練』では正方形の顔画像1枚しか使えなかったところ、カスタムポートレート機能を使えば、横長のより広い顔画像だけでなく、戦闘時やステータス画面用にそれぞれ大判の立ち絵を用意することができる。
【Steam「ウィザードリィ外伝 五つの試練」商品ページ】
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