こんにちは!
「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズ最新作「大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL」もいよいよ後、数日で発売と言う時期となりましたね。発売致しましたね。
所で先日、管理人がネットサーフィンを楽しんでいると或る言葉が目に入りました。
「シモン リヒター 誰」。
「悪魔城ドラキュラ」シリーズも名作揃いのコンテンツなのですが、最近のシリーズから「スマブラ」を遊ぶ様な世代のゲーマーの方々には確かに馴染みの無いタイトルなのかな、と管理人は考えました。
そこで当記事ではシモンとリヒターがどう言ったキャラクターなのかについてを簡単にまとめました。
「悪魔城ドラキュラ」シリーズとは
「悪魔城ドラキュラ」シリーズとは「KONAMI」社から発売されているアクションゲームのシリーズです。
海外名は「キャッスルヴァニア」と言います。
主に、聖なる鞭「ヴァンパイアキラー」を操る「ベルモンド」一族を中心とした「ヴァンパイアハンター」が100年に1度蘇るとされる吸血鬼「ドラキュラ伯爵」の居城「悪魔城」に挑戦し打倒を目指して冒険する作品となっています。
初期はステージクリア型のゲームが主流でしたが、中期の作品以降は現在では「メトロイドヴァニア」と呼ばれる2Dダンジョン探索型のゲームとなって行きました。
「ベルモンド」一族とは
「ベルモンド」一族とは、「悪魔城ドラキュラ」シリーズに登場する「レオン・ベルモンド」を始祖とする「ヴァンパイアハンター」の一族。
吸血鬼を始めとした魔物に有効な退魔の鞭「ヴァンパイア・キラー」を唯一操る事が出来る事から100年に1度復活する「ドラキュラ伯爵」を代々討伐する宿命を背負っており、作中の歴史では「ラルフ・C・ベルモンド」が教会からの依頼で「ドラキュラ伯爵」を討伐するまで吸血鬼と同じく恐れられていた程の人間離れした戦闘力と精神力を兼ね備えた「真正ヴァンパイアハンター」として著名な一族です。
「ベルモンドが見付からないから」と言う理由で対吸血鬼の組織される程の強さを誇り「ラーネッド」「モリス」「リカード」等の分家も存在しています。
「悪魔城ドラキュラ」シリーズに登場する「ベルモンド」一族については以下の通り。
姓名 | 活躍した年代 | 主な登場作品 |
レオン・ベルモンド | 11世紀 | キャッスルヴァニア |
ラルフ・C・ベルモンド (海外ではトレバー・ベルモンド) |
15世紀 |
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クリストファー・ベルモンド | 16世紀 | |
ソレイユ・ベルモンド (クリストファーの息子 シモンの祖父?) |
16世紀 | ドラキュラ伝説Ⅱ |
シモン・ベルモンド | 17世紀 | |
ジュスト・ベルモンド (シモンの孫) |
18世紀 | キャッスルヴァニア 白夜の協奏曲 |
リヒター・ベルモンド |
18世紀 |
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ユリウス・ベルモンド | 20世紀~ |
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「シモン」以前の各「ベルモンド」の物語はこちらのタイトルで遊ぶ事が出来ます。
「ヴァンパイア・キラー」とは
「ヴァンパイア・キラー」とは「ベルモンド」一族伝来のメインウェポンである鞭です。
元々は「先祖伝来の聖なる鞭」「不思議な力を秘めた鞭」「退魔の鞭」「ハンターの鞭」等と紹介されて来た鞭で、デザインも単なる鞭から鎖に棘付きの鉄球が装備されたモーニングスターの様なデザインの物も存在し作品毎にビジュアル面で安定致しませんが設定上は始祖「レオン・ベルモンド」から代々受け継がれて来た同一の鞭です。
しかしその起源は「聖なる鞭」とはとても言い難い物で、元は「レオン」の同志「錬金術師リナルド・ガンドルフィー」が吸血鬼にされてしまった自らの娘を滅ぼす為に作成した鞭で、吸血鬼にされてしまった「レオン」の許嫁「サラ」の魂を封じる事で完成したと言う経緯があります。
鞭を完成させる為には所有者と強い絆を持つ吸血鬼の魂が必要だった為、サラは自己犠牲の道を自ら選びました。
そう言った経緯を持つ為か「ヴァンパイア・キラー」との絆を持たない者では鞭の力を引き出す事が出来ず、又「ベルモンド」の血族でも直系以外は試練として「ヴァンパイア・キラー」が記憶している「ベルモンド」の幻影に打ち勝ち鞭に所有者として認めさせる必要がある上、過酷な試練を乗り越えてようやく所有者として認められても「鞭を使用するたびに寿命が縮む」と言った諸刃の剣の様な設定も存在致します。
更に、「ベルモンド」直系の正当所有者だとしてもいわゆる「闇堕ち」をして一旦ダークサイドに走ってしまった場合も鞭は許さず、後に正常な精神状態に戻ったとしても自分どころか子孫に至るまで「ヴァンパイア・キラー」に触れる事すら出来ない状態となり鞭に許されるまで数百年も掛かると言った設定も存在致します。
考え方によっては「ベルモンド」は「吸血鬼を倒す為に鞭に使われる一族」と言う見方も出来ますね。
「シモン・ベルモンド」とは
主な登場作品 | 舞台となった時代 |
悪魔城ドラキュラ | 1691年 |
ドラキュラⅡ~呪いの封印~ | 1698年 |
「悪魔城ドラキュラ」シリーズの顔として有名なシリーズ初代主人公です。
ちなみに、お嫁さんの名前は「セレナ」です。
彼が主人公として活躍する「悪魔城ドラキュラ」は数多く発売されており「一族で最も高名」と言う設定が作品内にも存在致します。「鞭を振り回す事が趣味の変態」と言う公式設定も存在致します。
作品毎にデザインが安定せず、赤髪であったり青髪であったり金髪であったり茶髪であったり致しましたが今回の「スマブラSP」でようやく「シモン・ベルモンド」のスタンダードなイメージが固まるのではないでしょうか。
最初期のキャラクターであるが為に性格付けも作品毎に異なり「ベルモンド」一族の誇りを胸に秘めた紳士的な人物で一人称は「私」とされる作品もあれば、自身の戦闘力が鞭に依る物では無いと証明する為に暴れ回る作品も存在致します。
「悪魔城ドラキュラ」では、「シモン」が「ドラキュラ伯爵」に挑む経緯は作品毎に異なる場合がありますが「主人公シモンが悪魔城に挑みドラキュラ伯爵を討伐する」と言ったゲームの流れは全て同じです。
血の宿命に従った作品もあれば、結婚式でお嫁さんを拐われたので取り返しに行くと言った作品もあります。
直接の続編である「ドラキュラⅡ~呪いの封印~」では「悪魔城ドラキュラ」における「ドラキュラ伯爵と」の戦いの中で背中に負った怪我に宿った呪いを解く為に各地に散らばった5つの「ドラキュラ伯爵」のボディパーツをおよそ1週間(ゲーム内時間)で集めて「ドラキュラ伯爵」を復活させた上で再討伐し呪いを解く事が目的となっています。
ゲーム内時間を必要以上に浪費してしまうとエンディングでシモンが斃れてしまいます。
「スマブラSP」の「シモン」のアクションのベースは子孫である「リヒター・ベルモンド」の物を流用しているとの事。スライディング後の横っ飛び等の派手なアクションが主に流用されたアクションとなります。
シモンには彼自身の名前を有した専用曲「シモン・ベルモンドの
「リヒター・ベルモンド」とは
主な登場作品 | 舞台となった時代 |
悪魔城ドラキュラ~血の輪廻~ | 1792年(19歳) |
悪魔城ドラキュラX~月下の夜想曲~ | 1797年(24歳) |
シリーズの歴史で「一族最強」の称号で語られる「悪魔城ドラキュラ~血の輪廻~」の主人公、正義感が強く曲がった事が嫌いな熱血漢です。ちなみに、血液型はB型で恋人さんの名前は「アネット」です。
彼も作品毎にデザインが安定せず、初登場作品の茶髪に白い鉢巻を巻いたデザインやリメイク作品「悪魔城ドラキュラXクロニクル」等での鉢巻無しで白いスカーフを巻いたデザイン、直接の続編「月下の夜想曲」における長髪等がありますが、青が基調となった服装のデザインは概ね同じとなっております。
「スマブラSP」では「リュウ・ベルモンド」とあだ名される最初期のデザインが採用されております。
主人公を務めた「悪魔城ドラキュラ~血の輪廻~」では血の宿命に従って先祖達と同じく復活した悪魔城に挑み、恋人を含む城に連れ込まれた娘さんを救出しながら「ドラキュラ伯爵」を打倒します。
「悪魔城ドラキュラ~血の輪廻~」から4年後には謎の失踪を遂げ、更にその1年後である「悪魔城ドラキュラX~月下の夜想曲~」では復活した「悪魔城」の城主として自ら倒した「ドラキュラ伯爵」を復活させ様とする悪役として闇堕ちした挙げ句に表ルートの「ラスボス」となって登場します。
ラスボスとなった理由としては「悪魔城ドラキュラ~血の輪廻~」における戦いの中で「悪魔神官シャフト」に呪いを掛けられ操られた事が原因で、「呪いを掛けられていた」と言う事実が分かるグッドエンドルートをプレイヤーが歩まなければ主人公「アルカード」に倒されて死亡してしまうと言う前作主人公としては余りにショッキングな結末となってしまいます。そのルートでは「悪魔神官シャフト」も生き残ってしまいますので問題は何も解決致しません。
グッドエンドルートでは「リヒター」の呪いは解けて正常な精神状態に戻りラスボスも再度復活を果たした「ドラキュラ伯爵」となりますが、「リヒター」が呪いによって操られていた時に発する「ドラキュラ伯爵を倒した事で自分の役目は終わってしまった」、「ドラキュラさえ復活させれば自分の戦いは永遠に続く」と言った趣旨の台詞は「リヒター」自身の心の奥底に潜んでいた本音と言われており、そのやらかし事が原因で「ヴァンパイア・キラー」の怒りを買い、「リヒター」自身はおろか子孫の「ベルモンド」までも1999年に至るまで「ヴァンパイア・キラー」に触れる事すら出来なくなり鞭は分家「モリス」家の「キンシー」へと託される事となりました。
「キンシー」の息子「ジョニー」が主人公の作品や「ジョニー」の息子「ジョナサン」が主人公の作品も存在しており「ヴァンパイア・キラー」も彼等の装備として登場しています。
尚、「リヒター」が「悪魔神官シャフト」に呪いのターゲットとされ操られた理由は「ベルモンド」こそが人類最強の存在であり「リヒター」が「悪魔城」の城主となれば誰も彼を止める事が出来ないはず、と言った考えによる物でした。
しかし、その「シャフト」の野望も正義の心を持った「ドラキュラ伯爵」の息子「アルカード」によって阻止されると言った展開が「悪魔城ドラキュラX~月下の夜想曲~」のグッドエンドルート、悪魔城シリーズにおける正史となります。
正気のリヒターとアルカードが戦った場合はどちらが強いのでしょうね。
紹介動画で流れるBGMは「乾坤の血族」と言う「リヒター」の専用曲で、名曲の多い「悪魔城」シリーズにおいても人気曲に数えられる楽曲となっています。
尚、後の作品にて老人となったリヒターが登場する予定でしたが、女性スタッフの「老けたリヒターを見たくない」と言う一声で没設定となり別キャラクターになったとの事です。
「リヒター・ベルモンド」の活躍を原作で楽しみたい場合
「リヒター」の登場する原作「悪魔城」シリーズ「血の輪廻」と「月下の夜想曲」がセットとなった「悪魔城ドラキュラX・セレクション 月下の夜想曲 & 血の輪廻」が「PlayStation Store」にてダウンロード専用ソフトとして移植、販売されております。
「スマブラSP」にせっかく参戦するのに何故「Switch」で販売しないのかと言う意見もございますが、元々「月下の夜想曲」が「PS1」向けソフトとして販売されていた為かも知れませんね。
販売価格 | 2,138円 |
ジャンル | アクション |
ダウンロード容量 | 1.31 GB |
購入特典 | 「PlayStation 4」用テーマ |
「血の輪廻」ストーリー
古き良き時代、人々は繁栄と平和のみを貪り続け、恐らくこの先も不安な日々は来ない、そう誰もが思ったに違いなかった・・・。
繁栄と平和の裏には、必ず邪悪なる者がいる。
人々の繁栄を拒み、平和を堕落という。
闇の力を蘇らせ、堕落したこの世を創世し直そうとする者が集まった。
いずれも笑みを浮かべて、この先の創世に期待を膨らませているのである。百年の後、再び邪悪なる者が復活したのである。
その者はコウモリに、狼に、霧に姿を変え、主に夜を好んで行動する。
若い女性の血を吸い、永久の生命を保っている者・・・。
悪魔城の城主、邪心の神『ドラキュラ伯爵』の復活であった。「月下の夜想曲」ストーリー
幾多の死闘の末、闇の神官シャフトの手によって復活したドラキュラ伯爵は、
リヒター・ベルモンドにより倒された。(『血の輪廻』)
しかし、それから4年後の満月の夜、彼は謎の失踪を遂げた。行方を追って、あての無い旅に出たマリア・ラーネッドであるが、
道中、行き先を示唆するかのように、ある事件が発生した。
伝説では百年に一度しか蘇るはずのないドラキュラ城が、忽然と姿を現したのだ。時を同じくして、一人の男にも異変がおきていた。
彼の名は、アルカード。
かつて、ラルフ・C・ベルモンドと共に、父であるドラキュラを滅ぼした男だ。
彼は自分の呪われた血を絶つために、自らその能力を封印し、醒める事のない眠りについたはずだった。
だが、その眠りは妨げられ、汚れし故郷が復活した事を知った。そして今、様々な思いを抱き、宿命の魂がドラキュラ城に集う。
闇に浮かぶ月だけが真実を知るのか・・・。
まとめ
今回は「シモン リヒター 誰」と検索されるまでに知名度の無かった「KONAMI」社からの「スマブラSP」参戦キャラクターである「シモン・ベルモンド」と「リヒター・ベルモンド」の原作の活躍等について簡単に解説を致しました。
「シモン」も「リヒター」も格好良いですね。
かつて「スマブラX」にアイクが初登場した時に原作「ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡」にプレミア価格が付いた時の様に「悪魔城」シリーズ人気の起爆剤となれば良いなと思います。
それでは当記事『【スマブラSP】シモンとリヒターとは?「誰」と言われた「ベルモンド」一族について【悪魔城ドラキュラ】』を終了致します。
お疲れ様でした。
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